くるりんぱ
第一報を聞いたときに自分は信じられずに思わず声を出してしまいました…
ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが突然ご逝去されました―
数日前に「ドリフに大挑戦SP」でもしっかり笑わせていただいただけに、
あまりにも突然の報道に言葉を失いました…
自分がダチョウ倶楽部さんを初めて見たのは、フジテレビのモノマネ王座でしたね。
お正月の紅白で今くるよ師匠やMr.マリックさんのマネをされてました。
その時は 点数が低いな~ ぐらいしか思わなかったのですが、
子供の頃の自分にとって、比較的子供でも分かるネタをしてくれるダチョウ倶楽部さんは、
その後に見始めたモノマネ王座ではありがたい存在でした。
また、なんと言ってもリアクション芸は ” 名人 ” としか言えませんでしたね。
子供の頃は、ただただ面白くて笑っただけなんですが、
大人になって「アメトーーク」等でその裏側にある計算され尽くした行動を知ると、その深さに感動しました。
ただ、その緻密な計算だけではなくて、たまにそれを上手い具合に竜兵さんの天然具合が壊していたのがダチョウ倶楽部流のリアクション芸だったと思います。
竜兵さんと奥さんの広川ひかるさんとの関係も素敵だと思っていました。
自分がよく覚えているのは、「バカ殿様」のコントです。
そのコントでは「寝るときに枕の下に写真を入れていると、そこに写っている人が夢の中に出てくる」という迷信を信じて、
MEGUMIさんの写真を枕元に入れておいたのですが、バカ殿様のイタズラで竜兵さんが眠っているうちに奥さんの写真に変えられました。
夢の中でも突然奥さんが登場―。
本当にドッキリだったみたいで、スタッフに「おい!何も聞いてないぞ(*^_^*)」と照れ笑いながら文句を言い、
奥さんに対しても
「お久しぶりです。m(_ _)m」
「あなたも断りなさい。(*^_^*)」
と話しているのが印象的でした。
文句を言う時もありながら、なんだかんだで仲の良い、こういう関係もいいなと思いました。
また、ここ最近は俳優としても活躍されていました。
自分が竜兵さんの出ている映画で一番好きだったのは「銀の匙」(以前書いた感想はコチラ )です。
主人公達を優しく見守る校長先生役でした。
夢や目標を持って入学してきた周囲とのギャップに悩んだ主人公から「夢が無い」というコンプレックスを打ち明けられた時に、
「夢が無い…それはいいことですね。」と優しく話すシーンが印象に残っています。
先輩・後輩関係なく、周りから慕われ続けていた竜兵さんの人柄も相まって、本当に素敵な役でした。
原作も読んでいた自分としても、これ以上ない適役だったと今でも思っています。(^^)
昨今のコロナ禍という現状やコンプライアンスに厳しくなったテレビ業界というのも悩みの種だったのかもしれません。
もちろん、不快に思われる方もいたと思いますが、
同じように彼らの笑いに救われた方々もいたと思います。
自分も本当に苦しい時には、何も考えずに大笑いできる上島竜兵さんの笑いに助けられてきました。
また、ダチョウ倶楽部のギャグは世の中の皆さんにも深く浸透していて、
東日本大震災の時には、ヱヴァンゲリヲンで出てきた節電計画の「ヤシマ作戦」と同時に、
「どうぞどうぞ」 と譲り合いの精神で不要な買いだめをしない、「ウエシマ作戦」も一部のネットを中心に広まって話題になりました。
彼らの笑いは本当に沢山の人を救ってきました。
今回の訃報に際して、本当にたくさんの方から悲しみの声が上がっています。
上島竜兵さんという人間が実際の交流があるなしに関係なく、たくさんの方から慕われていた結果ですね。
自分も今でも信じられません。
まだまだこれからも3人のダチョウ倶楽部さんに笑わせていただきたかった…
ただただそう思います。
上島竜兵さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
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