植物分類学者の道のり~コウチの休日③「らんまんじゃ…」~
(あらすじ)
「らんまん」を見終え、友人の結婚式で高知を訪れた自分は、その翌日にこの旅のもう一つの目的地へと向かうのであった…
この旅のもう一つの目的地…
それはこちらです☆
高知県立牧野植物園
「らんまん」の主人公・槇野万太郎のモデルとなった、” 日本の植物分類学の父 ” 牧野富太郎先生の功績を称え、ゆかりのある植物が数多く展示されています。
前日に「らんまん」最終回を見たので、せっかくなので行ってみました(^^ゞ
高知駅から職員の方に教えていただいたMY遊バスに乗り、植物園に向かいます。
乗車券で路面電車も利用することができ、お得に移動させていただきました。m(_ _)m
園内にはドラマにも出てきた植物をはじめ、約3000種類もの草花が美しい姿を見せてくれました。
中には牧野博士が発見し、最愛の妻の名前をつけた「スエコザサ」もー
ドラマでは万太郎が重い病のかかった妻・寿恵子に見せるために仲間と協力して完成した植物図鑑「槇野 日本植物図鑑」の最後を飾った植物です。
史実とは異なる展開ではありましたが、楽しみながらドラマを見た人間でここに異論を唱える人はいないと思います。
今その場面を思い出しただけでも泣きそうです(T_T)
また、自分が個人的に印象に残っているのは昭和天皇陛下の歌碑です。
牧野富太郎博士は生前、昭和天皇陛下に植物学のご進講をされました。
その関係もあり、牧野博士の没後、初めて牧野植物園にご来園された際にその印象をうたわれたそうです。
さまざまの 草木をみつつ あゆみきて
牧野の銅像の 前に立ちたり
植物園の広さや数多くの草花が咲き誇っている雄大さを詠んだだけではなく、
植物に興味を持って様々な草花を見てきたけど、ここまで来てようやく牧野博士の業績の偉大さを実感することができたー
そんな思いを詠まれた歌のように自分は感じました。
自分も正直、しっかり見たら1日では回りきれないなと思いました。
実際、今回の記事に貼った写真も自分が撮った写真の全部ではないですからね。
でも、この植物園にあるのは牧野博士が一生をかけて情熱を注いだ植物のほんの一部にすぎないんですね。
今回訪れたことで自分も牧野博士の偉大さと、それを支え続けた妻・寿恵子さんの凄さを改めて感じました。
また、植物園には植物以外にも牧野博士の功績を称えた記念館や蔵書庫、そして、前日に感動の大団円を迎えた「らんまん」メンバーのサインも展示されていました。
朝ドラがなければ自分は、牧野富太郎博士の功績も知らず、植物園を訪れることもなかったと思います。
それを教えてくれた、「らんまん」という素敵なドラマに感謝します。
その後もひろめ市場、高知城などを訪れた自分は小学校以来、約30年ぶりの高知旅行を終えました。
朝ドラから続いた ” 高知三昧 ” の2日間…
高知を堪能すると共に、牧野夫妻に触れて奥さんを大切にしようとそっと心に誓った2日間でもありました(^^ゞ
次は家族旅行で行きたいですね(^_^)/
以上、史上初・カテゴリーをまたいだ長編シリーズでしたm(_ _)m
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