相手にとって不足なし’25

ご存じかと思いますが、岡山県内で山火事が発生しました。
実は自分も全く知らない地域ではなかっただけに、ちょっとどういう更新をすべきかを考えていました。

ただ、被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げつつ、少しでも平穏な日々が戻るように通常更新をするように決めました。
1日も早く日常が戻るように自分もできることをやっていきます。

 そんな中、センバツ高校野球も明日ついに準決勝を迎えますね
今年は岡山県代表校が残念ながら出場できなかったのと、この時期になってしまったので…
準決勝の組合わせを紹介しようと思います。m(_ _)m

① 健大高崎( 群馬 ) VS 横浜( 神奈川 )

昨秋の関東大会決勝の再戦です。
前回は延長10回タイブレークの末に横浜高校が 4-3 で勝利
横浜高校はこの勢いに乗り、神宮大会も制覇します。
ただ、タイブレークはサッカーでいうPK戦と同じだと自分は考えているので結果だけ見ると互角の勝負だったのではないかと思います
『強打』の横浜『機動力』の健大高崎
今大会、ともにエースはここぞの場面でのリリーフとして登板するだけに接戦が予想されます
公式戦18連勝中の昨秋の神宮大会王者
前回のセンバツ王者かー
果たしてどちらに軍配がー?

② 智弁和歌山( 和歌山 ) VS 浦和実業( 埼玉 )

説明不要の常連校 VS 今大会 ” 台風の目 ” となっているダークホース
対照的な両校なだけに、こっちの試合も興味深いですね。
浦和実業のエース・石戸投手変則的なフォームから投げ込むサウスポー3試合18イニングを無失点
対する智弁和歌山のエース・渡辺投手安定感抜群
打線も両チームともに活発なだけに、智弁和歌山の ” 地力 ” と浦和実業の ” 勢い ” のどちらが勝つのか注目です。

 今年のセンバツもあと3試合です。
果たしてどんなドラマが残されているのかー
聖地・甲子園は最後まで球児の熱戦を見守っています☆(^_^)/

| | コメント (0)

みんなにえみふる

東京ヤクルトスワローズ公式マスコット・つば九郎先生を長年一番近くで支え続けていただいたスタッフの方が亡くなられました

 つば九郎先生は1994年にデビュー。
スタッフの方もその頃から支えられていたようで、本当に 0 から二人三脚で「つば九郎」という唯一無二のマスコット像を確立されたんだと思います。

 自分も今、シーズンオフに「マスコット先生」という完全に自己満足なマスコット動画の記事を書いていますが、
そのきっかけになったのがつば九郎先生でした。

2012年に ” マスコット史上初のFA宣言 ” を発表ー
オファーのあった様々な企業を体験した結果…

「みやもとさんをてぶらでかえすわけにはいかない」ー

と再び宮本選手と日本一を目指すために残留を決意。

この一連の流れをきっかけに興味を持ち、つば九郎先生を始めとするマスコット達の動画を見るようになり、記事を書き始めました。

 つば九郎先生といえば、「空中くるりんぱ」や、切れ味鋭いブラックジョークの「フリップ芸」が有名です。
ただ ” 毒舌 ” のブラックジョークには相手に対しての愛が溢れていました
それを感じるからこそ、つば九郎先生は球団ファンだけでなく、他球団も含めたたくさんのプロ野球ファンに愛される存在になったと思います。

また、相手に対してのリスペクトの溢れたパフォーマンスもたくさん見ました。
上島竜兵さんが亡くなられたときにはブログに「#くるりんぱつづけます」
そして、今くるよ師匠が亡くなられた際の東京音頭ではこんなシーンがありました。



 こういった愛にあふれた姿、そして、細かい演技力が認められたつば九郎のことをいつしかプロ野球ファンは「先生」というニックネームで呼ぶようになりました。

 そんなつば九郎先生の魅力は球場に留まらず、球団のYouTube、地域のイベント、テレビのバラエティー番組…
更にはドラマ、マンガ、雑誌の表紙とその活躍の場を広げ続け、つば九郎先生に魅了される人もどんどん増え続けていきました。

スタッフの方に育てられたつば九郎先生は今では世界でも類を見ない、唯一無二のマスコットへと成長していきました。

 それだけに今回の訃報は自分としても寂しいですね。
SNSでも球団関係者だけでなく、つば九郎先生をきっかけにプロ野球に興味を持ってくれたたくさんの方々が追悼されています。

つば九郎先生が最初に仕えた指揮官である野村監督の座右の銘で、

” 金を残すは三流、名を残すは二流、人を残すは一流 ” ー

プロ野球界だけでなく、世界中にたくさんのファンを残したつば九郎先生、そして、そのスタッフの方は間違いなく ” 超一流 ” です。

つば九郎先生は当面の間活動休止となりましたが、個人的にはブレーンとも呼べるスタッフの方が亡くなられたことで、形は変わってしまうかもしれませんが、またいつか思いを背負って球場で暴れ回るつば九郎先生を見ていきたいですね。

 つば九郎先生をこれまで支えていただいたスタッフの方。
つば九郎先生をここまで大きく育てていただき、ありがとうございました。
自分を含めて先生にたくさんの笑顔の ” えみふる ” を頂き、それに支えられてきた人はたくさんいます。
自分たちを助けていただき、本当にありがとうございました。
スタッフの方の思いを受け継ぎ、プロ野球を盛り上げていくこれからのマスコットの活躍を空から見守ってください。



| | コメント (0)

役者は揃った’25

第97回選抜高等学校野球大会の出場校が決定しました☆

岡山県からは岡山学芸館高校が中国大会の準決勝まで進んでいたのですが残念ながら選出はされませんでした
優勝校と9回が始まるまで同点という接戦の末に敗れたので可能性はゼロではないかな?とも思っていたのですが…
順位通りの選出になりました。仕方ないですね。

確かにもし仮に逆の立場で順当な2位だったのに試合内容を見て3位が選ばれるとなると、なかなか納得しづらいところですからね。(^^ゞ

ただ、岡山学芸館を始め、岡山県のチームはもう夏に目を向けています
秋には各校の選手を集めた地区別チームによる交流試合が初めて開催され、岡山県全体のレベルアップを図っています



今までに無い新しい取り組みが始まり、新しい風が吹き始めている感じがします
これが実を結んでいってほしいですね(*^_^*)

 と言うわけで今年は中国地方から出場する学校を紹介したいと思います。m(_ _)m

○広島県代表・広島商業高校(3年ぶり23回目)

31年ぶりに激戦の中国大会を制し、神宮大会では各地区を制した強豪校を撃破し、決勝に進出。
横浜高校には敗れましたが、見事に準優勝に輝きました
右腕・大宗投手、左腕・徳永投手という2枚看板を擁する高い投手力、そして、伝統の守り重視で競り勝つ ” スモールベースボール ” で1931年以来のセンバツ制覇を目指します☆

○鳥取県代表・米子松蔭高校(33年ぶり2回目)

1年生の ” 小さなエース ” 新里投手は安定感があり、打撃陣もコンパクトなスイングと走力による多彩な攻めで、選手一丸で諦めないひたむきな野球を行います。
中国大会では昨年のセンバツ出場校・創志学園を完封で破り、準優勝に輝きました
今年の行進曲は同じ山陰出身のOmoinotakeさん(島根出身)。
地元出身のアーティストの楽曲と共に旋風を起こす可能性も十分に感じさせるチームです。

中国地方からの出場校が昨年より2校となり、寂しい思いをしていますが、是非両校には活躍してもらい、次の改変では再び中国地方の出場校が3校になってほしいですね。(^_^)/

 この他にも創部3年目の初出場を成し遂げた沖縄県代表・エナジックスポーツ神宮大会を制した神奈川県代表・横浜高校
98年ぶりに大阪府からの出場校のいない今大会ですが、それを超える強力な出場校だらけの大会となりました。

きっと春からは熱いドラマが始まりますね☆
\(^_^)/

| | コメント (0)

結果発表’25

第97回選抜高等学校野球大会の行進曲が発表されました☆
(予想はコチラ

一応…自分の中でのルールとして、予想記事を書くまではネット上の予想は確認しないことにしていまして…
記事を書いたあとで皆さんの予想を確認したのですが…
同じ予想をされた方はあまりいなかったですね(-_-;)

そんな中、発表された今年の行進曲はコチラです☆



omoinotake 『幾億光年』

正直…発表されるまでは 「 ライラック 」 だったかな~とも思っていたり
ただ、そういえば昨年末によく聞いた記憶が…(^^ゞ
二階堂さんのドラマの主題歌だったよね…(^^)

調べてみたらomoinotakeさんは島根出身みたいですね。
official髭男dismさんといい、山陰の音楽が最近すごいことになってますね(^^ゞ

行進曲が決まり、次は出場校です。
岡山県はどうかな?神宮大会準優勝校の広島商業と接戦だったことが評価されるか?順位どうりになるか?
また、omoinotakeが出身の島根県からは、昨夏、大旋風を起こした大社高校に続き、今春は部員11人の大田高校が21世紀枠で選ばれるのか?

発表を待ちましょうか?(*^_^*)

| | コメント (0)

行進曲予想’25

さあ、今年もやって参りました。
新春恒例センバツ高校野球行進曲予想

…コロナが明けてから当ててないな…(-_-;)

今年も正直、分からない…

そんな中、考えました。

今年の予想はー

B'z「イルミネーション」

3年連続朝ドラ主題歌が選ばれるかな?とも思ったのですが、「おむすび」の題材の中に野球が入っていることもあって選びました。(^^)

正直、Mrs.GREEN APPLEやDa-iceも考えたのですが、昨年の歌は ” 幅広い世代 ” と考えると、まだ若者寄りになってしまうのかな?とも思って…(^^ゞ

あと、どうしても紅白のサプライズステージが忘れられなくて…(^^ゞ

この勢いのまま選ばれるのもアリなのかな~?とも思って…(^^ゞ


「自信はあるか?」と聞かれたら…全くありませんが…(-_-)

自信のなさからどんどん文字が小さくなっていますが(^^ゞ
とりあえず今年はこの曲にします!(^_^)/

| | コメント (0)

妹の無念、兄の思い

まずはコチラをご覧下さい。

今年開催されたパリ五輪、懐かしいですね~…(^^ゞ




お気づきでしょうか?
近日更新予定・「妹の無念、兄の思い」をお待ちください』ー




” 近日 ” とはー?




と言うわけで…
今月2回目の…

時を戻そうー

 パリ五輪2日目ー
東京五輪で ” 史上初の兄妹同日金メダル ” を達成した兄妹の連覇が注目されていました…

妹・阿部詩1回戦を難なく一本勝ちで勝利
続く2回戦は世界ランク1位の選手との対戦ー
開始2分過ぎに技ありでポイントを取り、試合を有利に進めますー

しかし…

まさに一瞬のスキでしたー

残り1分を切ったところで、相手が繰り出した谷落とし

主審の右腕が高く上がり、この瞬間、阿部詩のパリ五輪が幕を下ろしました…

 一瞬の出来事でパニックになり、驚きの表情を隠せない阿部詩
試合が終わり、コーチを見た瞬間彼女の中にあった感情が爆発しましたー

ここまで日本中の期待を背負ってきたプレッシャー…
道が途絶えてしまった喪失感…
一瞬のスキを産んでしまった自分を責める気持ち…

一般市民の自分では想像できないような色々な感情があったと思います。

そんな彼女へ会場中から送られる ” ウタ・コール ”
フランスの皆さんの選手をリスペクトする気持ちは本当に嬉しかったです。

 この光景を目の当たりにして自分の中では1つの不安がありましたー

” この後に登場するお兄ちゃんは大丈夫なのだろうか? ” ー

しかし…

会場入りした阿部一二三選手の表情を見るとそんな不安は一気になくなりました

自分は柔道は高校の授業でやったことがあるだけで、連覇を狙う世界王者の気持ちは分かりません。
ただ…兄として妹の泣きじゃくる姿を見た後で無念を晴らそうとする気持ちだったら少しは分かります!

 2回戦から登場し、世界の強豪を倒して勝ち進む阿部一二三選手ー
途中で鼻血が出たり、延長戦に突入したりしますが、難なく決勝進出!

 そして…

隅落とし、袖釣り込み腰で技ありを取り、合わせ技一本!!
妹の無念を晴らし、五輪連覇を達成しました☆



試合が終わった後、最後の礼を終えるまで気を抜かずにファイティング・スピリットを見せる姿ー
まさに「格闘家の鏡」だと自分は思います。
ただ、礼が終わったら1人の人間に戻りましたね。(^^)

 東京五輪の時に自分が一番印象に残ったのは「阿部兄妹の金メダル」でした。
今回のパリ五輪でも「阿部一二三選手の金メダル」が一番印象に残っていますが、3年前とは意味合いが違います。
兄妹の夢を叶えた金メダル妹の分まで獲った金メダル
どちらも本当に素敵な金メダルでした。
そして、これが4年後のロス五輪に繋がる兄妹のドラマの序章であると信じていますー

 前回の東京五輪では柔道代表選手の早期内定がいい方向に出ましたが、今回のパリ五輪ではデメリットの方が出てしまったと思います。
次回のロス五輪ではより日本にとって選手のためになるような決め方を考えてほしいですね。

 最後に1つ触れておきたいのですが、
阿部詩選手の涙について、フランスのファンは彼女へのリスペクトを込めて ” ウタ・コール ” をしてくれたのに対して、
日本ではネット上の批判や誹謗中傷の声をよく報道されていました
国を代表する選手に対しての、この違いは最後の団体戦の結果と無関係とは思えません
実際、ネット上で攻撃的な意見をする人は世間全体ではごく少数だということに多くの人は気づき始めていますが、それを「報道の自由」「表現の自由」を盾に拡散するのってどういう気持ちなんでしょうかね?
選手とは無関係ですが、そういった意見に対して自分は不快な気持ちも感じました。
どの競技でも日本代表選手は国民の期待を背負って、極限まで自分を追い込んで、世界各国の同じように国民の期待を背負っている代表選手と戦っています。
そういった選手の皆さんへのリスペクトだけは持ち続けていきたいです。
4年後のロス五輪ではこういった応援する側の姿勢や報道も改善していることを期待します

代表選手の皆さん、お疲れさまでした。
日本中の期待を背負って戦い抜いていただき、ありがとうございました。

| | コメント (0)

ずっと好きだから

もう年末だぞ…(-_-;)
何ヶ月経ったのだろうか…(-_-)




時を戻そうー

第106回全国高校野球選手権大会ー
その決勝に進んだのは…

京都勢68年ぶりの頂点を目指す
京都府代表・京都国際高校ー

そして…

東京勢13年ぶりの頂点を目指す
東東京代表・関東第一高校ー

共に堅い守備力で勝ち進んできた両校。
どちらも学校としては初の頂点を目指します。

関東第一の先発は畠中投手
継投で勝ち進んできたエース・坂井投手が後ろに控えていることもあってか序盤から飛ばします

また京都国際はエース・中崎投手が先発
こちらも、ここまで勝ち進んできた調子をそのままに序盤3回まで関東第一打線をノーヒットに抑えます

互いに譲らぬ投手戦ー
前半5回まで0-0で試合は進みます。

 迎えた後半戦…
なおも続く息詰る投手戦ー
京都国際・中崎投手
関東第一・畠中投手からバトンを継いだエース・坂井投手
互いにチャンスを作られながらも決定打を許さない…

両校の優勝への思い
そして、それ以上にあるであろう ” エースの意地 ” ー

0-0のまま迎えた9回裏ー
関東第一の攻撃は2アウト満塁の大チャンス!!

迎えるバッターはキャッチャーの熊谷選手

鋭い打球ー

…しかし、ライトががっちりとライナーをキャッチ!!

誕生100年目を迎えた甲子園の決勝は史上初の延長タイブレークへと進みます!

ノーアウト1,2塁からスタートする10回表の京都国際の攻撃ー
一気に勝負をかけるべく、エース・坂井選手に替えて西村選手を代打で送ります
その期待に応えた西村選手がバスターでチャンスを広げ、
ノーアウト満塁の大チャンス!!
バッターは1番金本選手

対するエース・坂井投手が3ボール2ストライクのフルカウントから魂を込めて投じた1球
ストライクゾーンからそれた1球が押し出しのフォアボールとなり、京都国際に待望の先制点が入ります!!

更に替わった大後投手から2番三谷選手の犠牲フライで1点を追加した京都国際が2-0とリードを広げます

 しかし、ノーアウト1,2塁のチャンスから始まるのは関東第一も同じです
こちらが得点できたということは相手にもそのチャンスがあります!

エース・中崎投手からバトンを受け継いだ西村投手がマウンドへ
ここまで完璧なリリーフで京都国際を決勝戦まで導いてきた西村投手でしたが…
自らのエラーでノーアウト満塁
内野ゴロの間に関東第一に1点が入り、1点差
更にフォアボールで塁が埋まり、1アウト満塁
次打者は打ち取るも2アウト満塁で一打逆転サヨナラの場面

 この100年の間、甲子園ではたくさんのドラマが生まれてきましたー
人々の心を動かす感動的な場面ではある一方、敗者からしたら残酷な場面。
京都国際の逃げ切りか?はたまた関東第一の逆転サヨナラか?
果たして100年目の今年、野球の神様が用意したエンディングはー?

空振り三振!!!

凌ぎきった京都国際高校。
史上初の決勝戦延長タイブレークを制し、初優勝を飾りました!!

 実は時間が空いてしまったので、録画しておいた「熱闘甲子園」を見ながらこの記事を書いたのですが
改めて思ったことは、やっぱり両校の力の差はほとんどなかったですね
もし先攻後攻が逆だったら…
もっと極端なことを言うとタイブレークではなかったら…
どこかで少しでも違う条件があれば結果も変わっていたかもしれません
それだけどっちが勝ってもおかしくない、素晴らしい戦いでした
試合後の両校の宿舎での様子も戦いを終えて普通の高校生に戻ったようで微笑ましかったですね(^^)

 優勝した京都国際高校は前身が韓国系民族学校ということで、どうしても色々と言う人はいてしまうのですが、
純粋に高校野球が好きな人にとったらそんなことはどうでもいいと感じます。
ただただ1つしかない頂点を目指す学校の1つだと自分は思います。
この夏の熱き戦いを制したのは彼らです。
本当におめでとうございます☆(^_^)/

 また準優勝の関東第一高校も堂々とした戦いぶりでした。
特に準決勝の ” 令和版・奇跡のバックホーム ” はしびれましたね(^^)
東京勢の決勝進出が13年ぶりだったのはちょっと意外でしたが、本当に優勝してもおかしくない戦いぶりでした

 あと…今大会を語る上ではやはり外せないのは、
島根県代表・大社高校ですね。
早稲田実業を破ったりした快進撃は島根県だけでなく、
全国に勇気と感動を与えてくれました
これだから、高校野球が大好きなんですよね(*^_^*)

 岡山県勢も学芸館高校がBEST16に進出しました
惜しくも昨年おかやま山陽高校が敗れた神村学園に敗れてしまいましたが、堂々とした戦いぶりでした。

正直、数年前に創志学園に門馬監督が就任されてから県内の高校野球に新しい流れが来ているように感じます。
門馬監督就任当初に「創志学園VS倉敷商業」といった県内強豪校同士の練習試合が組まれたり、各校の代表選手が集まっての強化練習も開催されました。
また、来年には県大会のBEST9も全国で初めて決められます
東海大相模で実際に全国制覇を成し遂げた経験が岡山県内に派生しているような空気を感じています。
来春の選抜はちょっと厳しいかもしれませんが、これから岡山県の学校が全国の頂点に立つ日が来て欲しいですね。

 最後に1つ触れておきたいことなんですが、
猛暑対策をここ数年で色々と考えられています。
ネットなどで意見を言われる人がいますが、高校野球ファンからすると少し見守っていてほしいなと思います
夏に他の屋外競技も普通に行われているのに、何故、高校野球だけがこんなに批判されるのか?ー
一番の当事者である、子供の頃から野球に打ち込んでいた選手の集大成の場に臨む気持ちを大切にしてほしいー
そう思うこともあります。
高野連の皆さんには、外野の声に流されすぎずに選手の気持ちを第一に考えた対策を考えて欲しいです

 さて…
気がつけば来月には行進曲が決まりますね

高校球児の皆さん、今年も熱い戦いをありがとうございました!(^_^)/

春にある次のドラマを楽しみに待っておきましょうか?!(^^ゞ

| | コメント (0)

ハマの大逆襲

2008年ー暗黒期のチームのエースはFA権を取得
宣言後に小さい頃からファンだった阪神タイガースからオファーを受けました

移籍すべきか?それとも残留すべきか?ー

悩みに悩む彼の下に、たくさんのファンの声が届きます。

「番長、来年も横浜に残って一緒に優勝を目指そう」ー

そんな声援にも後押しされた彼は「最下位から優勝した方が俺らしい」残留を決意
以降、2016年に引退するまで ” 生涯横浜 ” を貫き通すのでした…

 そんな三浦監督が率いる横浜DeNAベイスターズは2024年、レギュラーシーズンを3位で通過し、CSに進出。
上位チームを下克上で倒して迎えた日本シリーズではパ・リーグを圧倒的な強さで制覇したソフトバンクホークスと対戦します。
下馬評では当然ながら「ソフトバンク圧倒的有利」
その予想通りに開幕から2連敗

そんな中で選手が自主的にミーティングを実施。

「このままで悔しくないのか?」ー

そういうような桑原選手からの檄で蘇った ” マシンガン打線 ” はソフトバンクの強力投手陣をことごとく攻略
福岡での3連戦を3連勝で飾り、再び本拠地・横浜スタジアムへー

 迎えた第6戦

先発は横浜・大貫投手VSソフトバンク・有原投手

第1戦で有原投手は横浜打線を無失点で完璧に抑えたのに対して大貫投手は第2戦で雨天という不運は重なったもののソフトバンク打線に攻略されていました

第2戦のリベンジか?それとも返り討ちで逆王手か?ー

ここまで全試合で先制したチームがそのまま勝利。

試合が動いたのは…2回裏

5番筒香選手のホームランで横浜が先制!!

かつて横浜DeNAベイスターズの4番としてチームを引っ張ってきた筒香選手
FA権取得後にメジャーリーグに挑戦しましたが、その挑戦は苦しいものでした…
ギリギリまで挑戦を続けた筒香選手でしたが、今期途中には日本復帰を決断
そんな彼に手を差し伸べて帰ってくる場所を提供したのは…
横浜DeNAベイスターズでした。

その思いに応えるべく、大事な試合で飛び出した値千金の一発!!

相手の有原投手もポスティングでメジャー挑戦を経て日本に復帰しましたが、復帰した球団は古巣の日本ハムではなくてソフトバンクー
もちろん、色々な事情があってのことで、どちらの選択が正しいとは言えませんが、本当に対照的な対戦でした。

 これで一気に波に乗った横浜打線は攻め続け、桑原選手のタイムリーもあり、この回3点を先制します!!

更に1点を加えてリードを広げた横浜ですが…
迎えた4回表ー

柳田選手の特大ホームランで2点を返します!!

王手をかけているとはいえ、相手は ” 絶対王者 ” ソフトバンクです。
このまま簡単に勝てる相手ではありません。

一気にソフトバンクに流れが変わるのか?ー
そう思われた5回表ー

濱口投手の ” 魂の投球 ” でソフトバンクの流れを断ち切ります。
降板後は観客を煽る濱口投手ー

「今日、みんなで一気に決める!!」ー

そんな熱い思いに応えるべく迎えた5回裏ー

ソフトバンク投手陣の四死球につけ込み、追加点をあげ、
とどめは満塁から筒香選手の走者一掃・タイムリー2塁打!!

選手・監督・コーチ・ファン、みんなの思いを一つに一挙7点をあげ、一気に勝負を決めます!!

 そして迎えた9回表ー

守護神・森原投手の鋭く落ちるフォークで柳田選手のバットが空を切る、空振り三振!!

横浜DeNAベイスターズが26年ぶりの日本一に輝きました☆

 1998年の日本一から横浜ベイスターズは苦しい時代を迎えました
Aクラスに入ることはあっても、ほとんどが最下位争いをする暗黒時代
現場とフロントの意見が合わずにチグハグな補強も行われ主力選手が続々と流出…

しかし、そんな中で2012年にDeNAが親会社になり、チームは生まれ変わりました
新監督に就任したのは中畑清さん
長年の低迷から荒れ果てたチーム「挨拶」や「道具を大切にすること」を徹底
一から耕し始めたチームは順位こそBクラスでしたが、明らかに生まれ変わりました。
奇しくも第6戦の始球式・解説を務めたのは中畑監督ー



ヘッドコーチを務めた高木豊さんと共に感動もひとしおだったと思います。



 またソフトバンクもやっぱり強かったですね。
最初の2戦を見た時はやっぱりこのまま行くのかな?とも感じました。
ただ…第3戦あたりから素人目ながらスキを感じるようになりました
色々と話題にもなっている、コーチや監督の発言もありましたね。
たしかに発言の意味は相手を馬鹿にするようなものではないと思います。
相手に対してリスペクトを持って戦ったからこそ最終戦後には横浜ファンに向かっても挨拶をするような行動もできるからです。
ですが、そう受け取れる発言をしたのは不用意だったと思いますね。
ただ、「『負けたことがある』というのがいつか大きな財産になる」ー
今回の経験がより強力なチームになる礎になるかもしれませんね。

 中畑監督が耕した荒れ地に種を植えつけたチームは、
ラミレス監督によって水や肥料を与えられ、ファンやオーナーからの厳しくも暖かい日差しに照らされて、
満を持して登板した三浦監督によって花を開かせました。

今後、より強力なチームとしてセ・リーグのライバルとなるでしょうね。

日本一おめでとうございます☆(^_^)/



それにしても…
20年以上日本一から遠ざかり、暗黒時代を経験したチーム…
やっぱり他人に思えない(T_T)

| | コメント (0)

栄冠は誰に輝く?! ’24

…というわけで(?)前回の続きで甲子園の組合わせです。m(_ _)m

早くも熱戦が繰り広げられている、第106回全国高校野球選手権大会ー

激戦の岡山県大会を制し5年ぶりの代表校となった岡山学芸館高校

その初戦の相手は…

愛媛県代表・聖カタリナ高校

学芸館と同じく、ノーシードで迎えた愛媛県大会
2回戦では優勝候補の一角とも言われた第2シード今治西高校をサヨナラ勝ちで破り、勢いに乗りました。
強豪校・済美高校を13-0で下すなど準決勝までの5試合を51安打40得点で勝ち上がり
迎えた決勝戦では小技を絡めて7-6で粘る西条高校を振り切り、創部9年目で夏初出場を決めました。

低い打球を徹底し、大技小技を絡めた打撃陣に加えて、エースの有馬投手は最速143kmの直球と鋭いフォークを武器に昨秋のベンチ外から急成長した投手です。

学芸館と同じくノーシードから次々と強豪校を下しての勝ち上がりー

夏初出場校とはいえ、侮れない相手です。

 しかし、岡山学芸館高校も県大会をノーシードから勝ち上がった勢いがあります。
持ち前の粘り強さと泥臭さで先輩のなし得なかったBEST8進出を目標代表として戦ってきてほしいです☆(^_^)/


(1回戦)
1-0のしびれる展開でしたね。
地元の代表校の試合じゃなかったらもっと楽しめたんですが…(^^ゞ
正直、何度かやられるかも…と思っちゃう場面がありました。
聖カタリナ学園ー夏初出場とは思えない、手強い相手でした。
守備力や小技の精度といったわずかな差で何とか勝てた感じです。
以前の春に出場したチームからは色々あって監督やメンバーも入れ替わった中での出場だったみたいです。
ここから愛媛県を代表する学校にきっとなっていくだろうなと感じました。

次の相手は…静岡県代表・掛川西高校ー
26年ぶりの出場で60年ぶりの初戦突破ー
勢いに乗せる前に先手を取りたいですね(^_^)/

(2回戦)
今回も2-0のしびれる展開…
地元の代表校は楽に応援したいところですが…
相手も地区予選を勝ち上がった代表校です。
そうはいかないですね。
「守り合い」でしたね。
ほんのわずかの差で長打をうまく得点に結びつけた学芸館が勝ちましたが…
どっちが勝ってもおかしくなかったです。

次は…鹿児島県代表・神村学園高校ー
そうです。昨年、おかやま山陽が敗れた相手です。
去年のリベンジだ!!

| | コメント (0)

晴れの国からいざ参る!’24

第106回全国高校野球選手権岡山大会ー

” 100年目の甲子園 ” へ向かうたった1枚の切符を巡る決勝戦に進んだのは…

ノーシードから勝ち進み、5年ぶりの出場を目指す、岡山学芸館高校ー

そして…

" 古豪復活 " ・10年ぶりの聖地を目指す、関西高校ー

 近年、戦国時代の様相を呈している岡山県大会を表すかのように 今大会もシード校や甲子園出場校が次々と敗れていきました…
チーム毎の大きな差はなく、どの学校が甲子園に出場してもおかしくないような状況ー

それを表すかのように、決勝戦はいきなり動きます!!

 1回裏ー

機動力を武器に関西高校が3番松田選手のスクイズで1点を先制!

 しかし、直後の2回表ー

「絶対に自分で取り返す」ー
チャンスで迎えたエース沖田選手の思いのこもったタイムリー2塁打で一気に逆転!!

更に6回表にも2点を加えた学芸館高校ー

思えば春の県大会
この日と同じく関西高校と対戦した岡山学芸館高校は試合に敗れ夏のシード権を獲得することができませんでした…
この時の悔しい経験もあってかノーシードから創志学園、玉野光南、岡山理大附属と強豪校を次々と倒して這い上がってきた岡山学芸館高校
5年ぶりの栄冠を一気にたぐり寄せます。

 ところが、関西高校も黙っていません。
その直後の6回裏
集中打で一気に1点差まで追い上げます!

かつて岡山県下の高校野球をリードしている存在だった関西高校気がつけば10年も甲子園から遠ざかっていました…
その間、伏兵の学校にも敗れ続けて悔しい思いを何年も味わってきました…
そんな中で迎えた今年はAシードで夏の大会を迎えたチャンスの年です。
この10年間の先輩方の思いと共に甲子園の切符を掴むべく反撃を開始します!!

 その後も一進一退の攻防が続く決勝戦ー

1点差で迎えた9回裏…
直前の学芸館の攻撃を三者三振に切り、
最後の攻撃に勢いをつける関西高校ー
対する岡山学芸館の最後のマウンドに立つのは
” もう一人のエース ” 丹羽知則投手ー

思えば5年前ー
全国大会に出場し、広島商業と対戦した学芸館高校を1つのアクシデントが襲いました。
先発投手の顔面を相手打者の打球が直撃ー
緊急降板となり、病院へと運ばれるピッチャー…
チームもリードを許して苦しい展開…
しかし、治療を終えたピッチャーがベンチに戻るとチームは息を吹き返し、一気に逆転!!
そのまま甲子園初勝利を収めました!!

 この時のピッチャーは丹羽淳平投手
そうです、
最終回に登板する丹羽知則投手のお兄さんです。

5年の時を経て、兄と同様にチームを甲子園へと導くべくマウンドに上がる丹羽知則投手ー
関西高校の最後の反撃を三者凡退で打ち取りました!!

 誕生100年目を迎えた甲子園への切符を勝ち取ったのは、岡山学芸館高校です!!

 今年の学芸館高校は投手では沖田・丹羽の二枚看板、攻撃陣では古謝・竹下選手ら左の好打者も揃っており、決勝を含めて甲子園出場経験のあるシード校を次々と倒してきました。
この勢いのまま、岡山県代表として堂々と戦ってきてほしいです☆(^_^)/

 また、敗れた関西高校の戦いぶりも堂々としたものでした
ここ数年は、なかなか思うような結果を修められていませんでしたが、今回の準優勝で近い将来の ” 関西復活 ” を予感する人も多かったと思います。
久しぶりに甲子園で躍動する関西高校ナインを見てみたいですね(^^)

 今年の岡山県大会は、どちらかというと近年苦戦していた伝統校が再び巻き返したような印象があります
” いつまでも黙っていないぞ ” という伝統校の意地を見ました。
これからもどんどん切磋琢磨して岡山県のレベルを上げていってほしいです☆\(^_^)/

 そして、岡山県代表校となった岡山学芸館高校の甲子園初戦も刻一刻と迫っています…

その相手は…



また次の記事でm(_ _)m
(M1の結果発表のイメージです。(^^ゞ)

| | コメント (0)

より以前の記事一覧