日本一のお巡りさん

自分は父親がジャンプを読んでいたので小学校の頃から読むようになりました

最初は「ドラゴンボール」や「聖騎士星矢」だけだったのですが、そこから気がつけば色々なマンガを読むようになりました。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」もその1つです。

 地方に住んでいるので、行ったことのなかった頃は東京には”自分の住んでいる街とは全くかけ離れている大都会”というイメージを持っていたのですが、「こち亀」で描かれている昔ながらの人情がある下町を知って、東京にもこういう街があると知り、親近感を持つようになりました。(^^ゞ

 「こち亀」で一番好きな話を選ぶのは難しいのですが
阪神大震災のあとに両さんが募金をしていて驚く中川たちに「困ったときはお互いさまだ」と話したことは今でも印象に残っています。

 そんな「こち亀」も今年で40周年を迎えました。
ある時、作者の秋本治先生から突然の発表が―

『40周年、20巻をもって「こち亀」の連載を終了する」―

両さんの引き際を考えた際に、2つの節目が重なるこのタイミングで祝福されながら身を引いた方がいいのではないかと考えた結果の決断でした。
キャラクターや作品のことを大事に考えた決断だと思います。

今まであるのが当たり前だったものが、突然なくなってしまう…
本当に寂しい限りですが、秋本先生が”両さんらしい身の引き方”と考えて決断されたことです。

 40年の集大成となった今回…

懐かしいキャラクターが集まっての同窓会、そして最後は全キャラクターが揃っての大団円―

「こち亀」らしい1コマだったと思います。
時々人情味のあふれる話もあるのですが、初めて「こち亀」を読みながら涙を流しました。(T_T)

秋本先生からも一言…
「40年間頑張った両さんに”有給休暇”をあげたい」―

これまで楽しませてもらったファンも同じ思いです。

 そして「こち亀」と共に連載されてきた先生方も感謝の言葉があふれていました
中でも「こち亀」のあとに掲載された「ワンピース」はタイトルが『くそお世話になりました』…

尾田先生のことなので、きっとメッセージが込められていると思います

 自分が生まれる前から一度も休載せずに走り続けてきたマンガ…
きっともうこんな作品は出てこないでしょうね。

 連載は終わりましたが、きっと「亀有公園前派出所」の物語はどこかで続いていると思います。
たまには顔を見せてほしいです。(^^ゞ

秋本治先生、両津勘吉巡査長
40年間お疲れさまでした。
ありがとうございました。

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