栄光の架橋
この時の予告通り、長文更新させていただきますm(_ _)m
9/14(木)朝礼にて…
「本日のお知らせです。
阪神タイガースが遂に優勝へのマジックナンバーを1にしました。本日の試合で ” 巨人に勝つ ” もしくは ” 広島カープが負ける ” と18年ぶりの優勝が決まります!皆様、応援の程ヨロシクお願いします!!」
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この日まで阪神関連のことを言うのをずっと我慢していたので、これぐらいはどうか勘弁してください(^^ゞ
迎えた巨人との試合ー
この日が終われば舞台はマツダスタジアムに変わるため、甲子園で決めるにはこの日の試合で勝つしかありません。
思えば18年前の2005年も優勝を決めたのは甲子園での巨人戦でした。
更に2003年の優勝は9月15日の甲子園…
9月に入ってからこの日まで負け無しの10連勝ー
まるで運命に導かれたような1戦…
果たして結末は?
阪神の先発は才木投手。
入団2年目には先発・救援で活躍するも右肘ケガの影響で一時期は育成契約も経験した苦労人です。
対する巨人は赤星投手。
阪神戦は今季初登板。こういう大事な試合で対戦経験の少ない相手は正直、不気味で恐いです。
試合は両投手の好投による静かな立ち上がり。
チャンスを作るも5回まで0-0で試合が進みます。
迎えた6回裏ー
1アウト一,三塁で飛び出した
4番大山選手の先制犠牲フライ!!
2017年のドラフト会議ー
阪神には注目投手を指名できるチャンスが残っていたものの、1位指名に選んだのは当時無名の大山選手ー
悲鳴にも似た声が会場にこだましました…
一部マスコミにも「最低のドラフト」と評価され、大山選手は同期入団の選手たちに謝罪の電話をして回ったそうです…
入団後に金本監督から積極的に起用され続けた大山選手ですが、経験の浅さからチャンスでなかなか打てず、また、鳥谷選手が守っていたサードを譲られたこともあって、成績の物足りなさからヤジを飛ばされることも多くありました…
自分も正直、結果が出ていないのに優遇されている時期に応援しなかったこともあります。
ただ、そんな大山選手も経験を積み、今では誰もが認める阪神の4番バッターです。
スラッガーの後輩も増えて頼れる先輩となった大山選手の一撃がチームを優勝へと進ませます。
更に続く5番佐藤選手のツーランホームラン!!
2020年のドラフト会議で競合の末に抽選で阪神に入団した佐藤選手。
好不調の波があるものの、規格外のパワーでこれまで何度もチームを救ってくれました。
右手一本で放った一撃はこれから経験を積んで日本を代表するバッターになってくれることを期待させる一発でした。
その後、両チームが1点ずつ取り、4-1で迎えた8回表。
阪神は継投に入ります。
思えば暗黒時代、阪神の監督に就任していただいた野村監督がまず立て直したのは中継ぎ投手陣でした。
「阪神といえば ” 投手力 ” と言われるチームにしたい」ー
成績こそ最下位でしたが、1点差勝利が増え、数年後に始まる第1次岡田政権のJFKへと繋がりましたー
そんな救援投手陣のリーダー格とも言える岩貞投手が登板。
しかし、巨人にも意地があります。
大城選手のタイムリーで1点を返し、なおも続くピンチー
ですが、リリーフした石井投手・島本投手が抑え、
阪神の救援陣全体の力で凌ぎます。
迎えた9回表ー
18年ぶりの優勝への最後の関門ー
この舞台を任せられるのは…
もうこの人しかいません!!
守護神・岩崎優ー
2021年に絶対的守護神・スアレスのメジャー移籍以降、なかなか当初の構想通りにストッパーが決まらない中、チームを救ってきたのは岩崎投手でした。
もし彼がいなかったら…そう思ったら恐くてたまりません…
そんな岩崎投手がこの大事な場面で選んだ登場曲は今は亡き同期の愛したこの曲でした。
ゆずの『栄光の架橋』ー
今年亡くなられた横田慎太郎選手の登場曲です。
2016年『超変革』を掲げる生まれ変わったチームの開幕スタメンを勝ち取り、身体能力の高さから将来を期待されるも大病を患い、育成契約から無念の引退…
闘病に専念するも志半ばでこの世を去られましたー
今年行われた追悼試合では大山選手のホームランで逆転し、岩貞投手・岩崎投手の同期リレーで勝利を捧げました。
この大事な場面も横田選手と共に戦います!!
この事実に気づいた阪神ファンー
まるでゆずのコンサートであるかのように思わせる球場全体での大合唱ー
18年ぶりの ” アレ ” に向けて全員一丸で向かいます!!
しかし…相手は巨人です。
たとえ今季は調子が上がらなくとも目の前で胴上げされる訳にはいかないー
そんな意地の反撃が阪神を苦しめます。
1アウトから坂本選手のホームランで1点差。
更に秋広選手のフェス直撃の二塁打で1打同点のピンチー
YouTubeのコメントであったのですが…センターを守り続けた横田選手がきっと秋広選手の大飛球をフェンス直撃に止めてくれたことでしょう。
なおも続く1アウト2塁のピンチで梶谷選手の放つ一,二塁間の鋭い打球ー
しかし、中野選手のファインプレー!!
岡田監督の就任時、まず手を着けたのはショートのレギュラーだった中野選手のセカンドへのコンバートです。
当初は賛否両論あったものの、結果として優勝の懸かった大事な場面でこのコンバートがチームを救ってくれました。
なおも続く2アウト三塁のピンチー
迎えるバッターは北村選手。
この場面では長打よりもシングルヒットを1本打つ確率の高いバッターの方が恐いです…
優勝への最後の難関ー
チームの命運を託されて投げる岩崎投手。
それを鼓舞する阪神ファンの「あと1人」コールー
このヤマを超えることを信じてベンチに集まる選手たちー
その中には背番号24の横田選手のユニフォームがー
1ボール1ストライクから投じた高めの直球ー
…
…
…
力の無い打球が上がったセカンド上空…
落下地点に入った中野選手…
そのグラブで打球を掴んだ瞬間、
歓喜に沸く甲子園!!
遂に遂に阪神タイガースが18年ぶりの優勝を果たしました!!
おめでとうございます!!!(^_^)/
自分はBSでこの試合を拝見していました。
元々は西武ーソフトバンクの中継だったのを急遽、二元中継に変更していただいた試合です。
テレビ朝日、そして球団の関係者の皆様、本当にありがとうございました。m(_ _)m
優勝の瞬間まではセカンドの中野選手に対して「落ち着け!落ち着け!」と言っていたり、捕った瞬間に「よっしゃーー!」と叫んだんですが…
それからは何も言えなかったですね。
ただただ感慨にふけっていました。
優勝が目前に迫った時に2005年からここまでの18年間でチームを支えてくれた選手のことを考えました。
マートン、ブラゼル、上本、俊介、オスンファン、スアレス…
優勝には届かなかったものの、彼らの活躍が今のチームの礎を築いてくれたと言っても過言ではありません。
今は離れてもチームの優勝をSNSで祝福してくれました。
本当にありがとうございました。
あと、ネット時代になって色々と気づいた方が発信されていて嬉しかったこともあります。
最後に北村選手が打ち上げた時、誰もが打球を見ていた中、キャッチャーの坂本選手が万が一落球した時に備えて冷静に三塁ランナーにミスがないかをチェックしていたようです。
正捕手に指名された梅野選手がいる中、腐らずに技術を磨き、梅野選手がケガで離脱した際に見事にチームを救ってくれました。
彼がいなければ今季の優勝はなかったことでしょう。
また、9回の大合唱の中、敵である巨人の川相コーチが横田選手に哀悼の意を表してか脱帽してコーチャーズBOXから離れていたそうです。
矢野監督時代に臨時コーチとして春のキャンプで指導していただきました。
本当にたくさんの方々のおかげで今季チームが優勝できたのだと改めて実感しました。
改めてありがとうございました。m(_ _)m
リーグ優勝を果たしましたが、CS、日本シリーズと戦いはまだまだ続きます。
これからも応援し続け、ファンとしてチームと共に戦い続けます!!!(^_^)/
翌日の朝礼…
「本日の連絡です。
昨日の試合で阪神タイガースが巨人を4-3で下し、遂に遂に18年ぶりの優勝を果たしました☆拍手~~!!!👏」
…
…
…
…アレの次のソレがあれば ” 万歳三唱 ” をしましょうかね?!(^^ゞ
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