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努力の天才

『ぼくは日米通産3000本安打を達成したけど、6000回以上の失敗があります。
失敗からたくさんのことを学んでほしい』―

日米通産3000本安打を達成した際に言われた自分が最も印象に残っている名言です。
 
 世界に誇るベースボールプレイヤー イチロー選手が現役引退を表明しました

 イチロー選手は1990年のドラフト会議でオリックスに入団。
高校時代は投手として甲子園にも出場しましたが、プロに入ってからは野手として登録されました。
入団当初は、自身の代名詞であった”振り子打法”を批判する当時の首脳陣との折り合いがつかなかったこともあってか1軍と2軍を行ったり来たりの日々を送っていました。

 迎えた1994年、登録名を「鈴木一朗」から『イチロー』に変更したことをキッカケに大ブレイク。
この年から指揮官となり、”振り子打法”を理解してくれた仰木彰監督からの信頼も厚く”不動のトップバッター”として史上初の200本安打を達成し、最年少でシーズンMVPを達成します。

 1995年― 1月17日に発生した阪神大震災によりオリックスの本拠地・神戸は甚大な被害を受けました…
その神戸のファンに少しでも勇気を与えるために『頑張ろうKOBE』を合言葉にイチローを中心としたチームは快進撃。悲願のリーグ優勝を達成、そして、その翌年には巨人との日本シリーズを制して日本一に―
イチロー選手の活躍は傷ついた神戸の街の力になったことは間違いありません。

 その後もイチロー選手は日本を代表するバッターとして活躍。
当時のプロ野球はセ・リーグ中心に回っており、パ・リーグの人気が今ほど大きくなかったのですが、そのパ・リーグの人気をイチロー選手が支えていたと言っても過言ではありませんでした。

 2001年。イチロー選手の活躍の舞台は海を渡りメジャーリーグへ―

日本人初の野手ということで開幕前こそ活躍を疑問視する声が聞こえましたが、ふたを開けてみると日本時代以上の大活躍。
その後もマリナーズの中心選手となり、84年間破られなかったメージャーリーグのシーズン最多安打記録も262安打に更新するなど、さまざまな記録も塗り替えていきました。
また、日本代表選手としても活躍。WBCでの連覇にも貢献してくれました。

 その後、所属球団をヤンキース、マーリンズと変更し、昨年より再びマリナーズに復帰。
戦力構想からは外れるも『スペシャルアシスタントアドバイザー』としてチームに帯同しました。
そして東京で迎えた今年の開幕戦には選手として復帰。無安打ながらも日本のファンを楽しませてくれました。
しかし、試合終了後に突然の引退発表―28年の現役生活にピリオドを打つのでした…

 正直、ここまでイチロー選手の経歴を簡単にまとめましたけど、色々と省いている部分もあって、自分がここではまとめられないぐらいの活躍をされたスーパースターだということを改めて感じました。

卓越されたバットコントロールはもちろん、”レーザービーム”の異名を持つ強肩俊足走攻守の全てでファンを魅了するスター選手でした。

 オリックス時代にオープン戦で岡山に来てくれたことがありましたが、練習では”背面キャッチ”を披露して下さったり、試合ではライト・センター・レフトと全ての外野の守備位置に立ってくれて、また、相手の注目投手との対決も惜しまずにファンに見せてくれました。引退会見でもファンへの感謝の気持ちを行ってくださってることからも、本当にファンを大切にしてくれる方だったと思います。

また逆にイチロー選手も愛される存在でした。
日本での最終戦ではケガの影響もあり、最終回の守備だけの出場でしたが、ファンに少しでも動いてる姿を見せるために相手選手がイチロー選手の守備位置を狙って打とうとするシーンがありました。また、昨日の現役最後の試合でもチームメイトが抱擁をしてから涙を流す場面があったり、試合終了後もファンはイチロー選手の登場を待ってくれたりしました。
本当に世界中から愛された選手だったと思います。

 思い出に残るプレイはたくさんあります。1つに絞ることは難しいですが、確実にその中に入っているのは第2回WBC決勝で優勝を決めた一打ですね。
開幕当初は極度の不振に陥っていましたが、チームメイトの鼓舞やファンの応援もあり復活。日本に連覇をもたらしてくれました。


 正直、急すぎてまだ実感は沸きませんが、日本だけでなく世界を魅了した”スーパースター”の引退というのは寂しいですね。
しかし、ここまで驕らずに学び続けて一歩ずつ進んできた”努力の天才”イチロー選手の活躍を忘れることはありません。
これからも永遠に語り継がれていくことでしょう。

28年間お疲れ様でした。
ありがとうございました。

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