結局、新井は凄かった…
今季を持って現役を引退された選手から1人。広島東洋カープの新井貴浩選手を紹介したいと思います。
1999年広島東洋カープに入団した新井選手。当時の広島カープの12球団NO1とも言われた猛練習をこなし、徐々に頭角を表します。
当時のカープは長らく4番を務めていた江藤選手がFAで巨人に移籍。その代わりとして鉄人・金本智憲選手がチームの主軸として活躍していました。新井選手はその金本選手を”兄貴”と慕い、プロとしての戦い方を学んでいました。
その後、2003年に金本選手はFAで阪神に移籍。新井選手はそのあとを継ぐ4番として期待をかけられましたが、プレッシャーからか打撃不振に陥り、成績を落とします…
しかしその後、打撃フォームやスタイルを変えたことが功を奏し、カープの4番に返り咲いた新井選手はホームラン王や打点王を獲得。また、2007年には翌年の北京五輪の出場を目指す星野JAPANの4番として、たった1つしかなかった出場枠を獲得。日本を代表するバッターとなりました。
迎えた2008年―
FA宣言をした新井選手は”兄貴”と慕っていた金本選手のいる阪神タイガースへ移籍。
涙を流す苦渋の決断でしたが、開幕から3番としてチームの要として活躍してくれました。
ところが、迎えた北京五輪ではケガをおして出場したことがたたり、腰椎を骨折。これが大きく響き、チームは優勝を逃してしまいました。
そして、2010年にはケガのため連続フルイニング出場が止まってしまった金本選手に変わり、4番に座った新井選手でしたが、その後はプロ野球選手会会長としての働きやケガの影響もあり、徐々に成績を落としてしまいます…
2014年オフ、ついにチームから自由契約にされてしまいます…
ところが、そんな新井選手を救ったのは古巣・広島東洋カープでした。
同じく大リーグから復帰した黒田投手と共に若手中心のチームをプレイやメンタル面で支え、チーム全体も生まれ変わります。
そして迎えた2016年―
広島東洋カープは遂に25年ぶりのリーグ制覇を果たすのでした!
優勝後、男泣きしながら抱き合う新井選手と黒田投手の姿を自分も見ていて思わず泣きそうになりました。
戻ってきたレジェンドに支えられたカープは今年まで3連覇。
若手の台頭を感じとった新井選手は今シーズン限りでの引退を決断するのでした…
阪神に来てくれた時期もあり、自分も嬉しかったのですが、彼の野球人生を考えると、結局、新井選手は広島東洋カープの選手なんだと思いました。甲子園で活躍してくれるシーンよりも、赤く染まるマツダスタジアムで活躍する姿の方が似合ってましたね。
引退直後の中国新聞にて―
数々の酷評されている姿のスクラップ写真が掲載されたあとで、最後にはガッツポーズの写真と共にこんな一言が…
結局、新井は凄かった 広告主 黒田博樹
ファン、そして仲間からもいじられ、慕われる選手でしたね。
一振りに掛ける男新井
熱きその思いスタンドへ―
かっとばせ!新井!!
19年間お疲れさまでした。<m(__)m>
さて今シーズンのプロ野球も侍JAPANも終わってシーズンオフか…
んっ?!シーズンオフ?!!
ということは…
あっ!ペンギン ツバメ が来た!!
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